Shopify Plus(ショッピファイプラス)のプランを利用すると、複数の店舗を効率よく管理できるようになります。ユーザー管理やストア管理、請求処理、パフォーマンスの追跡などを一元管理することで、複数のログイン情報の管理や、管理画面を行き来する作業が不要となり、煩雑になりがちな複数店舗の管理をより円滑に進められます。
この記事では、Shopify Plusプランを利用して組織設定を効率よく行う方法について解説します。マルチブランド展開を行っている場合や、越境ECを行っている事業主はぜひ参考にしてください。

Shopify Plusの組織設定とは
Shopify Plusの組織設定とは、複数のストアを一元管理できる機能のことです。メインストアと追加ストアを1つの組織として管理でき、複数ストアの運営を効率化できます。海外ストアの運営やマルチチャネル販売、B2B向けサイトとB2C向けサイトを別々に運営する場合などに活用できます。

Shopify Plusで利用できる追加ストアの要件
Shopify Plusプランでは、追加費用を払うことなく最大10店舗(メインストア1店舗、追加ストア9店舗)のストアを管理することが可能です。
追加ストアは以下の要件を満たす必要があります。
- メインブランドの延長線上にある
- ストア名やブランディングにおいて、メインブランドと同一である
- メインブランドと同じ種類の商品やサービスを取り扱う
具体的に、以下のストアを追加ストアとして作成できます。
- 海外ストア:ブランドや商品が同じで、表示言語や通貨、地域が異なるもの
- B2B卸売ストア:メインブランドと同じ商品を扱うB2B向けのもの
- 卸売マーチャント向けD2Cストア:卸売販売のみを行っている事業者が、同一商品を扱うD2C向けストアを作成する場合
- 従業員限定ストア:一般には公開されない従業員向けストア
- 実店舗:オンライン取引を行わない店舗での販売

Shopify Plusで実現できること
ストア間移動の円滑化
Shopify Plusを活用することで、複数ストアを運営している場合でも、各ストアへ迅速にアクセスできます。組織内のストアには、以下の2つの方法で移動できます。
- グローバルナビゲーション:管理画面のグローバルナビゲーション上部にある検索バーにストア名を入力することで組織内のストアを検索でき、どのストアにもアクセスできます。
- ストアのドロップダウンメニュー:管理画面の左下にあるストア名をクリックするとドロップダウンメニューが開きます。ここからアクセスしたいストアを選択することで、管理画面へ移動できます。
ストアの追加や管理の迅速化
Shopify Plusでは、マルチストア組織の管理がさらに簡単になりました。組織内のどのストアからも「組織」セクションにアクセスでき、新規ストアの追加や組織内のストアの管理ができます。
ユーザーアカウント管理の効率化
Shopify Plusの「組織」セクションを活用すると、ユーザーアカウント管理を効率化できます。どのストアからでもユーザーアカウントの管理が可能となり、組織ユーザーの追加や編集、削除ができます。
全ストアの支払いの一括請求
Shopify Plusを活用することで、組織に登録されているストアで発生した費用や手数料をまとめることができます。従来はストアごとに必要だった支払い手続きを一元化でき、複数ストアの請求管理を効率化できます。
Shopify管理画面の「請求」ページでは、以下の操作が可能です。
- 組織内全てのストアの現在の請求額を表示する
- 組織内のストアの過去の請求を確認する
- 請求プロフィールを更新する
組織内のストアで発生した請求には、請求プロフィールに登録されている単一の決済方法が使用されます。新たなストアを追加した場合は、発生した請求が一括請求に追加されます。これらの機能により、ストアごとに支払い手続きや請求確認をする手間が省け、支払いがよりスムーズになります。
組織全体のパフォーマンスを一目で確認
ストア分析の概要ダッシュボードとレポートから、組織全体のパフォーマンスの状況を確認できます。組織全体の状況を素早く確認、把握することで、データに基づいた迅速な意思決定が可能となり、機会損失を防ぐことにもつながります。
ストア分析の概要ダッシュボードに表示させる情報をカスタマイズするには、管理画面から「ストア分析」に移動し、表示させたいストアのデータを選択します。さらに、組織レベルのレポートだけでなくストアごとのレポートを表示させたり、複数ストアをグループ化してカスタムレポートとして保存したりすることも可能です。
まとめ
Shopify Plusプランで複数店舗を管理している場合、組織設定を活用することで店舗管理をより効率化できます。
Shopify Plusの組織設定なら、メインストア1店舗のほかに最大で9店舗のストアを追加できます。管理画面から円滑にストア間移動ができるだけでなく、ストアの追加やユーザーアカウント管理もスムーズに行えます。さらに、組織内にある全ストアの支払いを一括請求できるため、請求確認と支払いをスピーディーに行えます。
また、組織全体のパフォーマンスを一目で確認できるだけでなく、グループ化したストアのレポートを表示させるなど、必要に応じて柔軟に分析データを確認できるため、市場の状況や競合他社の動向に合わせた迅速な意思決定が可能になります。
既に複数店舗を管理している事業主だけでなく、今後の店舗拡大を見据えている事業主や越境EC、B2B販売などを考えている事業者は、ぜひShopify Plusをお試しください。




